ＬＭＥアルミニウム先物は、在庫の減少に支えられ、２月１９日に１カ月ぶりの高値を記録した。

EU加盟27カ国の駐EU大使は、ロシアに対するEU制裁の第16弾で合意に達し、ロシア産一次アルミニウムの輸入禁止を導入した。市場では、ロシア産アルミニウムのEU市場への輸出が困難に陥り、供給が制限される可能性があると予想されており、これがアルミニウム価格の上昇につながっている。

EUは2022年以降、ロシア産アルミニウムの輸入を継続的に削減しており、ロシア産アルミニウムへの依存度も比較的低いため、市場への影響は比較的限定的です。しかしながら、このニュースは商品取引アドバイザー（CTA）による買いを呼び込み、価格をさらに押し上げました。LMEアルミニウム先物は4営業日連続で上昇しました。

また、LMEのアルミニウム在庫は2月19日に547,950トンまで減少しました。この在庫減少も価格をある程度支えています。

水曜日（2月19日）、LMEアルミニウム先物は1トンあたり18.5ドル上昇し、2,687ドルで取引を終えた。